当院について

名誉院長

柴内 裕子

Yuko Shibanai

公益社団法人 日本動物病院福祉協会(JAHA)元会長
一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)元会長
日本聴導犬協会幹事
仙台市動物愛護協議会委員

ヒューマンアニマルボンド
=人と動物の絆
私たちは地球上の命の預かり主

おかげさまで赤坂動物病院は、2023年に60周年を迎えました。
多くの皆様にご来院頂き、既に3代目、4代目のご家族(動物たち)をお連れの方々も多くなりました。ここに改めて長いお付き合いを嬉しく感謝申し上げます。
私たちは、皆様の大切な家族、動物たちが健康で美しく、長寿であることを願って、世界の最新の伴侶動物医療を学び、全スタッフが常に研鑽を重ねております。
日頃の診療に当たりましては、諸検査、診療方針、診療費などにつきましても、皆様各々の願いやお考えを十分に取り入れたく、遠慮なくお申し出いただけることを願っております。

帰る自然を失わせた責任

 今、家族としての動物たちの代表は犬と猫です。
犬と猫は人と共に長い歴史を歩んできたことによって、今では帰る自然を失い、人の社会の一員、家族の一人としてのみ生きて行くことになりました。
私たちは、この大きな責任を理解して、各々の立場でその家族にふさわしい可能な限りのウェルネスケア、well(良い)、ness(こと)を、心優しい最良の方法で進めたいと、強く願っております。
このことこそ、ボンドセンタードプラクティス=人と動物との絆を大切にした診療と思います。
また、どなたも感じておられることと思いますが、動物たちは、私たちにどれだけ多くの幸せを与え続けてくれることでしょう。
今では動物たちのいない社会など考えられません。動物たちなくして人類は心優しく成長して行けるでしょうか?
私の獣医師としての生涯のテーマは、人と動物が幸せに暮らせる社会づくりです。
来院されます動物たちの健康を回復させることは、各々のご家族が幸せになることと思います。
幸せな家族、ハッピーな家庭が多くなることは、社会を安全に平和にすることと信じております。 私たちは地球上の全ての命の責任者です。
そして動物と暮らすことは、地球上の命を預かることと思っております。
どのようなことでもご相談ください。

Profile

1959年
日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)獣医学科卒業後
同付属家畜病院研究員 1961年よりアイソトープ研究室助手
1963年
東京赤坂に赤坂獣医科病院(現赤坂動物病院)を開設し、院長となる
1981年
日本動物病院協会第4代目会長就任
1987年
公益社団法人日本動物病院協会HAB常任アドバイザー 相談役
日本ヒューマンアニマルボンド協会常任理事
1998年~
仙台市動物愛護協議会委員
1999年~
日本聴導犬協会幹事
2009年~
一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)会長
2009年~2013年
公益社団法人 日本動物病院福祉協会(JAHA)会長
活動
獣医学を通じて貢献する活動として人と動物のふれあい活動CAPP活動(Companion Animal Partnership Program)をスタートさせ30年間以上ボランティア活動をリード、実践を続け、その啓蒙活動としてヒューマンアニマルボンドとアニマルアシステッドセラピーに関する公演を多数おこなう。
モットー
人と動物が幸せに暮らす社会作りをライフワークとしている。
メディア
NHKペット関連コメンテーター、NHKテレビ・ラジオペット健康相談担当。
著書
「キャットケア」監修(高橋出版)、「猫は友達」「犬とクラス」各テキスト(NHK出版)、「これからの犬の育て方としつけ方」(高橋出版)、「子犬がわが家にやってくる」(講談社)、「岩波ブックレットNo.568・都会で犬や猫と暮らす」(岩波書店)他多数。

院長

柴内 晶子

Akiko Shibanai

農林水産省獣医事審議会委員
日本大学生物資源科学部獣医学科非常勤講師
(公社)日本獣医師会会員

柴内晶子より

院長の柴内晶子です。赤坂動物病院は父が創業し、母が受け継ぎ、私で3代目になります。私は、幼少時から動物に囲まれて育ちました、幼い頃にはアカトラのポン太郎とサモエドのヤッパーボーイが兄弟でもあり、この上なく大切な存在でした。小学校低学年の頃には、大地震がきたら、どうやってこの子達と避難するかを毎日の様に考えていたものです。
私の実感として、人と動物の関わりは特にこの30年間で大きく前進しています。もしも・・地球上に犬や猫がいなかったらどんなに淋しいことでしょうか。 私達は優しい言葉や動作も身近な動物達から教えられてきたように思います。
0才児から犬や猫と育った子ども、牧場に育った子、兄弟の多い子どもたちはアレルギーの発症が少ないことも立証されています。また、言葉の通じない動物たちとの日々の付き合いから非言語的洞察力が向上し、相手を思いやる気持ちも育つことが証明されています。
子どもから高齢者まで動物たちと暮らすことで、ごく自然に声をかけたり、手を差し伸べたり、知らず知らず身体を動かし、生活のリズムが整います。犬や猫は必須の家族です。
当院では御来院下さる皆様のご心配にいち早く取り組み、最新の獣医学を活かした診断と、それぞれの「御家族に合った」伴侶動物医療をお伝えして参りたいと思います。
「いつもと違う」と感じられるご家族の感覚はとても重要です。私たち担当獣医師が直ちに対応します。

One Healthについて

世界的なOne Healthの流れ
昨今 地球規模の様々な問題、とりわけ、人命にかかわる問題が起きています。(異常気象,感染症,耐性菌など)その中で,人と動物と環境の問題は切り離して考えられない状況がすでに生じています。そのような中で、「ワンヘルス・ワンメディスン・ワンワールド」の概念が生まれました。今や、「人と動物の健康と幸せ、環境の保全」はこれからの地球と生命の存続のための必須条件という見方が全世界ですでに、唱えられています。
人と動物が共に「幸せに」暮らすために健全な地球環境を保つ事は必須です。
人と動物と環境の密接な関わりには人の医療の領域も、獣医学領域も同じ「生命をみる」という観点では同じなのではないでしょうか?地球上のすべての人々が力を出し合い、協力し合って保っていかなくてはいけない、One Healthです。

Profile

1986年~
(公社)日本動物病院協会CAPP活動(動物介在活動他)に参加
1990年
日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)獣医学科卒業
1990年
日本獣医畜産大学(現日本獣医畜産生命科学大学)獣医科学臨床病理学教室研究生
1993年
赤坂動物病院入社
2015年8月~
赤坂動物病院院長に就任
役職等

農林水産省獣医事審議会委員

日本大学生物資源科学部獣医学科非常勤講師

(公社)日本獣医師会会員

(公社)東京都獣医師会会員

(公社)日本動物病院協会会員 内科認定医

(一般社団法人)日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)幹事

(社)日本動物愛護協会評議委員

ちよだニャンとなる会評議委員

農林水産省水産安全管理課 動物再生・バイオ医薬品調査会委員

日本獣医史学会評議委員

獣医再生医療学会会員

獣医神経病学会会員

日本獣医行動学研究会会員

東京青山ロータリークラブ2020-2021年度幹事

薬事・食品衛生審議会薬事分科会動物用医薬品等部会動物用再生医療等製品・バイオテクノロジー応用医薬品調査会委員

獣医感染症研究会会員

日本獣医輸血研究会会員

日本獣医腎泌尿器学会会員

著書
「THE DOGシリーズ」「犬のきもちがわかる本」「子犬がわが家にやってくる」「勤務獣医師のための臨床テクニック」「イラストでみる猫の病気」 他

医療ディレクター

石田 卓夫

Takuo Ishida

ねこ医学会(JSFM)会長
日本獣医がん学会 会長
公益社団法人 日本動物病院福祉協会(JAHA) 元会長

石田卓夫より

私が生まれたとき、すでに家には猫と犬がいたそうです。
昭和25年のことなので、まだまだ人間の住む場所、食べるものもままならない時代で、子供の育つ環境としては当時珍しかったものと思います。
自分でいつからそのことを意識していたかわかりませんでしたが、当時の白黒写真にはその様子が写っています。というのも、猫と犬の両方が家の中にいて、しかも猫の方が犬よりも少しばかり大切にされていたようなことを子供心ながら覚えています。
そのため、家の中に動物がいるのは、家に天井があり柱があるのと同じくらい、あたりまえのこととして育ちました。
これは父が獣医師であったため、かなり特殊な環境で育ったのだと思っています。
その後も私が結婚して家を出るまで、常に猫と犬は家にいました。
当時の猫や犬が何年生きていたのかあまり覚えてはいませんが、とにかく人間よりも寿命は短い動物たちですので、これまで何頭見送ったかわからないくらい動物と一緒にいました。
子供の頃、縁日で買ってきたひよこを猫が食べてしまったときは、ひよこがかわいそうで猫に当たり散らしましたが、それ以外は猫とも犬とも仲良く暮らしてきました。
動物との別れが本当につらかったのは、独立してから自分で選んだ猫と暮らし始め、それが10歳以上一緒にいて腎不全で死んでしまった時でした。
それ以来、また何頭もの猫を見送りましたが、皆ほとんど天寿を全うしていて悔いはないものの、やはり別れはつらいものでした。
ですので、動物が病気になったときのご家族の心配はとてもよくわかります。
そして動物を失ったご家族の悲しみも、どこからともなくこみ上げてくるあの悲しさがよくわかります。
これが私の動物医療の原点です。
私は自分の動物を安心して入院させられる赤坂動物病院を仕事場に選び、どの動物に対しても自分の動物だったらと考えつつ、診断と治療を行います。
私の専門分野には、現在の医療では助からないことも多い病気が含まれ、さらに老齢で死ぬことは避けられないという現実もありますが、自分がその病気になった動物だったら、どうしてもらうのが一番幸せなのか考えながら診断と治療を行います。
私が動物のご家族に説明することには、時には動物の気持ちの代弁があり、時には最新の医療のオプションの説明もあり、さらに自分だったらこうしてあげたいということも含まれています。
高度医療という言葉が一人歩きしていますが、高度であればいいということではなく、常に動物とご家族にとって最良の医療を選ぶこと、そしてそれは個々のケースで異なるのだということをお伝えしたいと考えています。

Profile

1973年
国際基督教大学教養学部卒業
1976年
日本獣医畜産大学卒業
1981年
東京大学大学院博士課程修了 農学博士
1982年
米国カリフォルニア大学デイビス校腫瘍学研究員
1985年
日本獣医畜産大学 臨床病理学教室講師・助教授
1998年
赤坂動物病院医療部長
1999年
日本臨床獣医学フォーラム代表
2009年~
一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム(JBVP) 会長
2009年~2013年
公益社団法人 日本動物病院福祉協会(JAHA) 会長
2013年~
日本獣医がん学会 会長
2014年~
ねこ医学会(JSFM)会長
研究・専門分野
臨床病理学、臨床免疫学、腫瘍診断・治療学、再生医療
著書

「ねこのお医者さん」「猫のエイズ」「ねこと幸せ上手にくらす本」「勤務獣医師のための臨床テクニック」「うちの犬ががんになった」
「伴侶動物の臨床病理学」「伴侶動物治療指針1~7巻」
世界の獣医師の「SMALL ANIMAL INTERNAL MEDICINE と Current Veternary Therapy」にも執筆 その他

診療方針

コンパニオンアニマルの
健康は私たちの願いです

伴侶動物医療

私たちは、伴侶動物医療を通じて、人と動物双方の福祉、教育、医療にかかわり、豊かな社会作りに貢献したいと考えています。このことは、単に動物の病気を予防し、治すことだけにとどまりません。私たちの目標とする伴侶動物医療は、人と動物の関係を最良に保つ、すべてのことを含みます。すなわち、動物のウェルネスを保つためのトータルケアー、これが赤坂動物病院が提供する伴侶動物医療です。 家族の一員、伴侶である皆様の動物を、美しく、健康に保つための努力を私たちは続けます。

そしていつまでも動物たちが愛されるよう、いつでも動物たちが幸せな生活を送れるよう、私たちは努力し続けます。 近年の動物病院は、動物を迎える前のご相談から始まります。

犬がよいのか、猫がよいのか、その方の生活パターンにはどの品種が最適か、すばらしいヒューマンアニマルボンドを実現するため、私たちのお手伝いはここから始まります。そして幼年期のワクチン接種と予防、愛される社会の一員になるためのしつけ教室、成年期には定期的な検診、予防などを通じて健康を守ります。適切な栄養管理、獣医師による診察つきのグルーミングやシャンプー、トリミングも全身を診ますから、健康管理にとても大切です。最近は動物たちもとても長寿になってきました。

従って高齢病も多発しています。どんな小さなことでもご相談ください。早期発見をして最良の方法で幸せに過ごしていただきたいと願っております。

第一種動物取扱業登録証

名称 株式会社赤坂動物病院
事業所の名称 赤坂動物病院
事業所の所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂4-1-29 赤菱ビル 2階
第一種動物取扱業の種別 訓練 16東京都訓第001252号
登録番号 保管 16東京都保第001252号
登録年月日 平成19年4月13日
登録の有効期間の末日 令和9年4月12日
動物取扱責任者の氏名 柴内 晶子
©2025 赤坂動物病院 All Rights Reserved.
お問い合わせ
03-3583-5852 【受付時間】 9:30-18:00(土日祝 -17:00)