再生医療のストーリー:伴侶動物とそのご家族のために

こんにちは。
写真はトイプードル、アルマです.(正式名称はアルジャンマメノベルトリュフブランシュ長いです・・)
16歳も半ばをすぎつつあります。

先日歯根膿瘍の手術を受けましたら右目の下の炎症のあったところから黒い被毛が映えてきました。
8年前に免疫介在性溶血性貧血という難しい病気になりました。
そのときは何頭もの輸血のドナーのわんちゃん達にお世話になり、(聴導犬さんにもお世話になりました。)免疫抑制剤治療の他に「他家間葉系幹細胞」の投与を行いました。そのためかどうかはわかりませんし、この領域にはまだエビデンスはありませんが、それから8年:犬の人換算年数として約40年の犬生を今なお,生きてくれています。
うちの子なので、本当に感謝です。

このときの経験を踏まえて獣医再生医療学会での報告、免疫介在性の疾患、炎症性腸疾患,椎間板ヘルニア,慢性腎臓病などへの再生医療の応用治療、研究も継続努力しています。
現在は日本大学獣医外科研究室の枝村一弥先生に師事し、伴侶動物の再生医療の探求のため大学院研究生として学んでおります。
これからもより良い結果が少しでも多くの伴侶動物とそのご家族にお渡しできますようにと願っております。